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家庭訪問と母

7月ころに やってくる
担任の先生が なぜかうちに

夕焼けのまち 駆け足で帰る

いつもはいない母がいて

いつもとちがう部屋の中

クッション テーブルクロス グラス コースター

見たことないものならんでた

今思えば 懐かしい
忙しいのに
頑張ってくれてたんだね
ありがとう

6時ころに やってくる
担任の先生が なぜかうちに

2階の部屋で そわそわしてた

いつもとちがう母がいて

いつもとちがう先生と

麦茶 棚のカーテン 眼鏡 おしぼり 

見たこともないものならんでた

今思えば 分かるんだ
一生懸命
頑張ってくれてたんだね
ありがとう

いつもと違う部屋で 夕飯を
特別な日 思い出す

家庭訪問と母

7月ころに やってくる
担任の先生が なぜかうちに

夕焼けのまち 駆け足で帰る

いつもはいない母がいて

いつもとちがう部屋の中

クッション テーブルクロス グラス コースター

見たことないものならんでた

今思えば 懐かしい
忙しいのに
頑張ってくれてたんだね
ありがとう

6時ころに やってくる
担任の先生が なぜかうちに

2階の部屋で そわそわしてた

いつもとちがう母がいて

いつもとちがう先生と

麦茶 棚のカーテン 眼鏡 おしぼり 

見たこともないものならんでた

今思えば 分かるんだ
一生懸命
頑張ってくれてたんだね
ありがとう

いつもと違う部屋で 夕飯を
特別な日 思い出す

夜明け前に

1.
はく息白く

もくもくと つみあげる

ゆびさき かじかんで

なんども にぎって ひらいて

土の香り

生きるものの水

めぐりめぐり

生きてる

2.
たいようのぼる

もくもくと ととのえる

どこまで はこばれる

なんども 切って 洗って

土の力

食べるものの口

めぐりめぐり


生きてる

あの 生きる水

今はどこにいる

すべてはめぐる

すべてつながる

わたしは生きる

もくもくと 息をする


わたしもいのち

もくもくと 灰になる

 

しんじゃった

こころが しんじゃった
あったかかったり
つよかったり
むりしたり
がんばってた

ぴかぴかの こころが しんじゃったの


気が付いたら 合わせること おぼえて
気が付いたら 笑わないとこで 笑ってて
泣きたいところで 泣けなくて
誰もいないとこでも 泣けなくて

器用なもんでしょ でもこれは不器用です
不器用な ずるがしこさの 結果です

わたしは わたしだったのに
昔の私が 見ているよ
馬鹿だなって 見ているよ

こころが しんじゃった
一生懸命
戦った
かんがえた
がんばってた

つるつるの こころが しんじゃったの

ぴかぴかの こころが しんじゃったの

ゆううつ

ぽつり ぽつり
景色は 変わってく

ひとつぶ ふたつぶ ベランダに雨

何色に染まる 何色に染まる 
静けさに 耳をふさいでる

色とりどりの 日々思い
聞きたいことは ひとつだけ

ぽつり ぽつり
言葉が 落ちてくる

雨降り ためいき 窓際の空

今どこにいるの 今どこにいるの
手元のひかりに 目をつむる

音色にのった 日々思い
知りたいことは ひとつだけ


言いたいことは ひとつだけ
聞きたいことも ひとつだけ
知りたいことも ひとつだけ

ふと、

笑顔の裏側に なにがひそんでいるのか
晴れた日に揺れてた 君を時々思い出す

それは突然知らされて
悲しみもなく 時間が過ぎて行った

これといって思い出もないけど

いつも私に見せてくれた
笑顔の裏側に なにがあったんだろうか

時々思い出すよ

煙の行く先に なにを悔やんでいるのか
曇り空のくらい街 残された人がいた

知らない街に着いていき
悲しみに暮れる 小さな家がぽつんとしてた

あなたの事は知らないけれど

火の付いたたばこの煙
畳と出されたお茶見ながら 何も言えなかった

時々思い出すよ

平行線のゆらぎ

きみのよわねを うけとめる


きみによわねを はきだせず


いつものあさは しらけてく


きみにほんねを はきだせず


きみもほんねを はきだせず


いつものあさは しらけてく


平行線は ゆらいで すすむ

ちかづいたり はなれたり

けれども まじわることはなく

どこまでも まじわることはなく

きみのほんねを ききたくて

きみもほんねを ききたくて

ちかづいては はなれてく

いつものあさは しらけてく


いつものあさは しらけてく


※動画は関係ないけど、詩を書くののBGMにしました

くらげの女

ただ たゆたいます ゆらゆらと
めいわく かけぬよう


いや じぶんがただ ゆらゆらと
そこにいるのが こわいのです

触手にからめて
あなたの心
はなれないよう
つかめども


ふりほどかれるかもと
想えば こわくて はなれます

ただ たゆたいます ゆらゆらと
めいわく かけぬよう


いや じぶんがただ ゆらゆらと
そこにいるのが こわいのです


愛し方さえ
わからぬこころ
許し方さえ
わからずに


今宵はどこまで
たゆたえば この身は癒えるのか



冬の陽

帰る場所もなく ただ空を見る
ぬくもりもなく 風に丸まって

ふるさとは 今頃雪だろか
時計の 音が 鼓動と重なり 涙する


急ぐ人の足どりを ただじっと見つめる
無機質な床に 這いつくばって

子供の頃に 聴いた歌
五時と同時に 鳴り響き ふと歯を食いしばる


あぁ その腕の ぬくもりが
あぁ その優しい 声が


あぁ その腕の ぬくもりよ
あぁ その優しい 声よ


月と水

月を見上げる 想いはにじむ
時は短し けれども濃うて

うす雲に
かくれて おぼろになるように

夢はまばたき ひとつで 醒める
ふざけあっても
ふざけあっても
やっぱりあとは 哀しくて

水もおぼろに
おぼろな 月を

点で交わる
事しか出来ぬ

無理につなげる
哀しさここに

見せ合った
秘密が 無価値になる夜は

ある日とつぜん おとずれる

ひとつふたつ
みっつよっつと
あなたの声を 数えては

ぬくもりはなく
ほどけた 季節

ふざけあっても
ふざけあっても
やっぱりあとは 哀しくて

月はおぼろに
おぼろな 水に

姿映して 見失う