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西麻布の新世界でとてもお世話になった賢左衛門さんの訃報を昨日の夜に、聞きました。
3月、賢さんの誕生日におめでとうのメールをした時に、あと1か月くらいでCDが出来るから送るね!と、約束をして、「楽しみだなぁ、呑みたいなぁ!」と賢さんから返事があって。
一昨日、CDが届いた事ともう賢さんはメールが打てないこと、でも穏やかに暮らしてること、痩せっちゃったけど変わらない優しい笑顔の写真が送られてきたところでした。
間に合ってよかったぁ。CD。
いつも電話でも、会っても猫を呼ぶみたいに「た~まちゃんっ」って笑顔で声をかけてくれて。とってもかわいがってもらいました。
お正月に、八海山酒造さんに協力いただいて私が主催していたイベントもとっても喜んでくれて。
「たまちゃんすごいよ、たまちゃんありがとう。」って何度もその日に言ってくれたのに、1週間くらいたった後も電話があって「たまちゃん、こないだのイベントとっても良かった。まだ余韻が残ってるよ、ありがとう」って言ってくれたりして。
そんな、いつも笑顔の賢さんの顔ばかり思い浮かびます。
そして、いつもいつもおしゃれだったなぁ。
そうそう、インドへ行くんだって話をしたときには、ヒッピー時代の話を幸せそうに話してくれました。バラナシ〇っぱ吸って(ピーーーー!)天国みたいな毎日だったよー。はははぁ~!
賢さん~昨日は、自分にお疲れ様って気持ちで呑んでたのに、すっかり賢さんへの弔い酒になってしまったよ。
はじめて会った日も、ワイン呑んだね~!
賢さん~ありがとうね。わたしもうしばらく、この世でがんばるよ~!
明るいお酒が好き。
笑って、馬鹿言って、
仕事の話する人とは、呑まないんだなー
音楽の話は別だけど。
私はあまり実家が好きでない。
中学生くらいの時に両親が離婚して(その前に別居期間があったのだけど)今まで住んでいた家を離れて、母と、兄と三人の生活。
まだまだ、自分じゃ解決できない問題を誰にも相談せずに自分のなかで解決してきた(つもりでいた)。
私のことをひたすら褒めて、肯定してくれた父がいなくなって、
私のことを、決して褒めず、学校や近所の人が私を褒めてくれても、その事実を否定する母が残った。
すごく窮屈な、日々が過ぎ高校卒業して即座に一人暮らしをはじめた。
解放されてほんとに、幸せだった。
今年一人暮らし歴が、実家暮らし歴と並ぶ。
この年になって、家族もみんな大人になって。
過去のことが、やっと受け入れられるようになった。
親離れ子離れはとっくにできてるけど、
もっと向き合わないといけないこともあるのかなぁと、そんなことを考えた春でした。
桜が咲いたなぁと
毎年咲く(あたりまえのことなのかもしれないけど)
公園を横切って
なんとなく、色々と思いだしたりしたよ