スーパーデラックス
この日もライブはかさなっていた。
もう。行きたいライブってなんで重なるんだろうね。
後ろ髪をひかれながら、こちらへ。
私はあまりノイズや即興を聴かないのだけれど。
1番初めに出てきた、Thomas Ankersmitがすごく良かった。
生活してれば無音なわけではないので日々何等かしらの生活音に囲まれて生きていることになる。
こうしてタイピングしている音も含めて。
ノイズって、そういう日々の繰り返しの記憶の中に何かを呼びかける瞬間があると思った。
私は、聴きながら小さいころに遊んでいた大きな岩場のある空地を思い浮かべた。
だからとても気持ちよくてね。
次のJimO'Rourkeには、私は星空とか宇宙とかを感じた。
御年80歳。
Phill Niblockは、自身で撮影していた映像とともに。
縦並びに2つ別々の映像。
どちらも、日常の風景の「繰り返し」部分に着目して撮影してあった。
私は、繰り返しや、痕跡などもともと好きなので、Phillのフェチズムみたいなのに共感を覚えた。
それにしても、80歳にしてMacの前に座り、映像や音楽をいじる。
異国で。
おもしろい人生もあるものだなぁ。