かいわかみ展@凧 経堂
「甲斐若美」さんとの出会いはもう15年前。
私たちは高校生で、わかめは私の1つ先輩なのでした。
ある日私は、1つ年上の先輩に白い油絵の具を借りた時に、赤い実がはじけて片思い。
相談する相手に、いつもニコニコしてる話しやすそうな先輩のわかめを選んだのが仲良くなるきっかけ。
その頃から、デザイン科の先輩の中で群を抜いて素敵な作品を作ってたわかめ。
わたしは、わかめの作る作品にいつも感心してそして幸せな気持ちにさせられるのでした。
わかめは、良くも悪くも私と正反対で何か物事を始めるのに、石橋をたたき割るタイプで
その才能を活かす仕事についているものの、私には納得のいく状況ではないのでありました。
わかめみたいな、作品の作れる人は、もっともっと多くの人の日常を彩ってほしいのです。
たとえばね、ほぼ日の専属のデザイナーとかになってほしいの。私は。
勝手に、私はもどかしい気持ちになってました。
それで、ツアーのチラシのイラストを描いてもらったり、グッズをデザインしてもらったり。
わたしなりの、「甲斐若美」の営業をしてきました。
そして今!石橋をたたき割ってきたハンマーを捨て、わかめは石橋の前に立ってます。
じゃーん!
やっとです。
能ある鷹は、爪を隠しすぎ。
石橋叩き割りすぎ。
さんざん私に言われてたわかめは
爪をむき出し、叩き割ってきた石橋の粉々になった山の上に立ったのです!
ほんとにうれしい!
多くの人に見てもらいたいです。
私の大好きな、経堂の凧さんでの初個展。
ぜひぜひお越しください!
2012.8.9 たまみ