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にちようびのこと

日曜日の居酒屋さんでの出来事をふぁにちゃんが上手に文章にしたためてくれた。

ので、ぺたんこ。


素敵な出会いでした。
あ~あのお店おいしかったなぁ。


先晩のこと。

misolaのおふたりとたまちゃんが吉祥寺でリハをしているというので、日吉帰りでリハ終りのお三方と合流しました。
桑田佳祐談義を楽しみにしたのだけど、残念ながらみずしくんとホンマさんはそのままさよなら。
吉祥寺在住のたなっちょと三人で、彼の行きつけに収まった。


最初は話をしてたけど、そこにウクレレがあったら当然ケースから出すわけで。
出したら弾くわけで。
弾いたら、もちろん姐さんは歌うわけで。


目の当たりしました。
歌のパワーを。

まず、店長が釘付けになった。
手が空くと我々の席で目を細め、また調理場に戻るを繰返してました。

続いて常連のおばさまがお越しになり、手をとって素敵、素敵と。
(「上を向いて歩こう」を歌うときは、♪思い出す、春の陽、ひとりぽっちの夜~だそうですよ。ぼ、じゃなくて ぽ。)

隣のカップルの彼氏は、ずっと足でリズムをとってた。

そして。
彼女は恐縮そうに歩み寄っていらっしゃった。

「感動しました。結婚式で歌ってくださいませんか。」

ふたりだけで海外挙式して、今月末披露パーティをするので、その席で弾き語りをして欲しいと仰った。
酔った勢いではなくて、至極真面目なお話。

あたしゃ横で、ウクレレ弾いて歌ってたからちゃんと聞いてなかったけど。
どうやら「アルコール飲み放題」で成立したらしい。


ふたりにとって大切な場所、しかも主役である奥様が、まったく面識のない子の音だけを聴いて大事なシーンを委ねる。


様子がいい、とか。
声がいい、とか。
歌が上手い、なんて、もちろん複合的な要素があってのことでしょう。
でも、放った音にパワーがあったということは間違いない。
音楽の力に圧倒されました。

事実、ぼくが歌ってたら五月蝿がられたもの。(笑)

路上ライブならぬ居酒屋ライブは、店の片隅から徐々に音が満ちて、それを談笑しながら快く皆が聴いている、とてもハートフルな空間でした。



Posted on 2010年5月11日(火) by tamamix

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