くらげの女
心理の本などを呼んでいると、子供のころの影響が大人になっても強く影響することが分かる。
自分自身でよくわからない感情や心の流れ、我慢できないことがあったら、そこに振り返ってみるのがいいのかもしれないな、と思った。
幸せになるために、生きていきたいし。
幸せになるために、自分が欠けているものを修復してあげることが大切なのだと。
それでないと、どんどんと自分を知らないうちに傷付けていくことになるのだと思う。
最近出会った2人の男性。
2人とも似たような女性と恋愛をして、最近彼女を失ってしまった。
その2人の話を聞きながら、ふむふむと2人に同じ質問した。
「その子って家庭環境複雑じゃない?」
すると、2人とも同じ答えが返ってきた。
『その通り。』
そして私が、その女性の行動パターンを伝えると2人ともなんでわかるの?って質問してきた。だってわかるんだもーん。
私は以前付き合っていた人に、子供の時の体験や、それによってどういう感情がうまれてしまうのか、傾向を分析して話したことがある。
しかし彼の答えは、
「子供のころにこだわりすぎ」
だった。原因はそれだけではないけれど破局してしまった。
結構それを打ち明けるのには勇気のいる事だった、けれども受け入れてもらえなかった。でもそれは彼が悪いのではないと思う、ただ理解ができなかっただけだと。そう思う。
鬱の人もそうだけれど、こういった精神的な病は周りの人の協力もとても必要なのだと思う。そしてそれはとても辛抱強くなければ出来ないかもしれない。
愛情がなくては出来ないのかもしれない。
本人が克服しようとする気持ちと、周りが適度なルールを決めること、守れなかった時に受け入れることの繰り返しなのかなとそう思う。
今、私の周りでも結婚して子供ができてでも離婚してしまってっていう人がたくさんいる。その子が感情に蓋をしてしまうことに、慣れてしまう前にケアしてあげなければいけないと思う。
そうでないと、それを克服するのには、とても時間がかかるから。
という事で、久々に書いた詩がくらげの女。
天才プロデューサーの沢田穣治さんが曲をつけてくれた。いつか披露します。
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くらげの女
ただ たゆたいます ゆらゆらと
めいわく かけぬよう
いや じぶんがただ ゆらゆらと
そこにいるのが こわいのです
触手にからめて
あなたの心
はなれないよう
つかめども
ふりほどかれるかもと
想えば こわくて はなれます
ただ たゆたいます ゆらゆらと
めいわく かけぬよう
いや じぶんがただ ゆらゆらと
そこにいるのが こわいのです
愛し方さえ
わからぬこころ
許し方さえ
わからずに
今宵はどこまで
たゆたえば この身は癒えるのか
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