恩師とギャラリー店主と備前の夜
麻布十番の備前にお邪魔して、恩師と、銀座でギャラリーを経営していたOさん、備前の七尾さんとウォッカな夜を過ごした。
あんなに、最前線の芸術家との生の会話をしていたら
なんだかお尻を叩かれたような気がした。
幼馴染にも、梅が丘のギャラリー店主にも、恩師にも。
私が絵画をせこせこと制作している時期を知っている人には、たびたび言われることがある。
「絵、描いてるか?」
描きたいものはたくさんある。
でも、覚悟が足りない。今の私には。
覚悟をもってすれば何でもできると思う。
でも、スタートする覚悟がない。
さらけ出す覚悟と、続ける覚悟。
今の私が向かわなきゃいけない壁はこれなのかなと感じた夜。
少ない荷物の中に画材道具はしっかり持ってきた。
うん、だいじょうぶだ。
恩師は、「ぼくよりすごい人と結婚しなよ」「いや、結婚なんてしてほしくないんだけどね」っていってた。
先生より、すごい人か。
いないかも。
いないなぁ。
そう思うと先生って、すごいんだなぁ。
先生の作品は、線と面との構成が面白い。
空間感を大事にしている。
ああいう作品を見て、一緒に感じることができる人がいたら
私、しあわせだな。
私が好きな、長谷川等伯の作品についても、話ができて楽しかった。
生きなきゃな。ちゃんと時間を生きなきゃな。
覚悟。
正直。
死生観。
芸術。
マインドマップかこ。
なんか気づきがある気がする。
ただ単に生きてるだけじゃイヤだって、15歳の時から考えたけど。
額縁人生ってタイトルの文章書いたけど。
楽な方へ流されないで ちゃんと生きよう。
反骨精神もって。