ふりむけば・・・27・・・
6歳。
仲良しの妹分と遊んでいると、その子の家のおかぁさんに「たまちゃんは○○の言いなりねぇ」と言われひどく傷付く。
物を「取ってきて」と言われた時に、何の感情も動くことなく行動していた私は、感情が動くようになる。
7歳。
男女問わず、いじめられっこの話をよく聞いていた。そして仲良くなっていた。
その頃の私の特技は、いじめられっこを、クラスの人気者に仕立てること。
そしてそれが好きだった。
12歳。
何もかも順調だったものが崩壊する事件。
私は、自分を守る為に、不必要なプライドで身を固める事を覚えた。
地球サミットが行われていた事もあり、地球環境のことを心配て、作文を書く。
15歳。
何の為に人は生きているのかということを考え始める。
このまま、高校へ行って、大学へ行って就職して結婚するなんて、額縁にはまりたくないと考えていた。
真剣に、炭焼師になろうか考えていた。
大人への反抗の気持ちも込めて、新聞社宛てに、作文を投稿する。
16歳。
高校でデザイン科に入る。
なぜか流れで柔道部のマネージャーをすることになり、また無心で黙々働き出す。
エネルギーの勉強をすることになる。テーピングも巻ける様になった。
17歳。
柔道部がぼろぼろの状態になる。
その頃、出会った柔道部の副顧問に「たまは、献身的だなぁ」と言われ、はっと我に返る。
自分のために時間を使おうと決意。
18歳。
夏休みも学校へ行き、油絵を描きまくる。
その頃、描きあげた100号サイズの似顔絵「18歳の自画像」が芸術祭で最高賞の芸術祭賞を受賞してしまう。
この頃、調子に乗る。そして、描く事が自分のためでなくなってくる。
自分は、つくづく凡人であると気付く。
19歳。
とにかく一人暮らしがしたくて掛川で寮つきのバイトを探す。
そこで一緒に働いた女性の言った「明日死んでも後悔しない様に生きるんだ」の言葉で人生観が変わる。
20歳。
みんなが大学へ行っている4年間で私はそれ以上の経験を積む、と決意。
また寮つきのバイトを始める。
草津温泉で仲居をすることに。お客さんに気に入られる事が多く、大女将に若女将に仕上げると色々厳しく躾けられる。
ここに4年いても、とある日焦る。
とりあえず堂ヶ島の銀水荘にまた仲居として働きに出ることに。
お金をひたすら貯めていた。
つづきはまた今度^^